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ロケット5号店ソフトセンターといえば、今や“もっとも駅に近いアダルトビデオ専門店”という体たらくぶりだが、もともとここはJR秋葉原駅から中央通りへ出る道の角地にある一等地の家電店であり、「エアコン安い!」や一流メーカーの巨大垂れ幕といった、秋葉原特有の目立ったビジュアルから電気街・秋葉原の象徴的な風景として昔からよく紹介されてきた。 そのロケット5号店の象徴的なビジュアルだった一流メーカーの巨大垂れ幕が忽然と消えてしまっている。5日(日)に消えているのを確認したが、いつから消えたのかは不明。一流メーカーというのはNECのことで、ここしばらくはBIGLOBEの垂れ幕、その前は確かノートPC Lavieの広告もあったように記憶している。ここは店舗が斜めにカットされたような構造のため、中央通りを歩く人から全方位に壁が見え、広告塔としては好立地の場所で、これまではずっとNEC系の特に芸能人を使った垂れ幕が設置されてきた。 垂れ幕用のライトアップ照明はそのまま動作しているため、夜になると古びた壁と窓ガラスが浮かび上がるという、なんとも廃墟寸前のビジュアルに…。1Fと2Fは営業フロアだが、3F~5Fは夜でも電気がついている気配がなく、いかにも寂れた感が漂う。 何年も独占的に使われてきたことを考えると、あの垂れ幕のスペースは、NECが長期契約を結んでいたはず。その契約が今回切れて撤退したのか、それとも単に新しいデザインのものに掛け替えるための準備なのか、いまのところ詳細は不明。 このスペースに、もし萌え系の垂れ幕が新たに入ったとしたら、それはそれで地味ながら、変貌する電気街・秋葉原の歴史的瞬間になるとは思うのだが…。 □関連記事 (f)
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