アキハバラデパートの100円ショップが閉店する!と言ったら驚く人も多いに違いない。なにしろ、あそこは“古き良き秋葉原の名所”の一つ。100円ショップが日本でブームになる前からアキハバラデパートは独自に100円ショップを店内に持っていたわけで、ある意味では先見の明あり、だったわけだが、最近はちょっと勢いがない。
その100円ショップが閉店するといっても、実は昔からあるアキハバラデパート本店内の店ではなく、再開発後に出来た、JR秋葉原駅の電気街口と中央口をつなぐ東西自由通路にある新しい店舗の方だ。壁に出ている貼り紙によると、11月30日(木)で閉店するという。
この東西自由通路にはアキハバラデパートが「アキバセレクト館」という名で独占的に店舗を出店しており、紳士用品店と輸入酒店、雑貨中心の100円ショップ「キャンドゥ」と食品中心の100円ショップ「ハンドレッド」の計4店がある。貼り紙によると、閉店するのは「ハンドレッド」だけで、「キャンドゥ」はそのまま残るらしい。
この後が何になるのかはわからないが、引き続いて店舗はアキハバラデパートが使うものと考えられ、勝手な想像だが、本店の内部にあるホビー系ショップを移す可能性もあるかも知れない。となれば、駅に最も近い路面ホビー店ということになり、今どきの秋葉原っぽい展開になるのだが…。
アキハバラデパートは2002年にJR東日本が買収し、一時ホビー系にシフトしようと改装したものの、うまくいかずに今ではもとの古びた独特のまったり感満載デパートに戻ってしまい、なんとも絶賛迷走中(笑)。あんな一等地にありながら…という展開は、アキハバラデパートの本店も東西自由通路のアキバセレクト館も同じ。そろそろ起死回生の一発は出るのか。
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