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秋葉原では今やメイド姿など当たり前で新鮮味がなく、最近では和服だのシスターだの、新たなコスプレをウリにした店舗が続々と誕生し始めている。秋葉原でそんな模索が続く中で、意外にも新たな要素が秋葉原以外の場所から持ち込まれてくる可能性がありそうだ。 JR秋葉原駅前では、なぜか東京・八重洲で営業するという、割烹着姿の女の子が接客することをウリにしたした居酒屋「季節料理ごるふ」が秋葉原へ出張してチラシを配布中だ。もちろん、チラシ配りも割烹着姿の女の子がやっている。一見、おとなしい雰囲気の割烹着姿だが、メイドばかりのチラシ配りの中ではなかなか新鮮味があって目立つ。 もともとあった和風の季節料理屋が9月2日~30日の毎週土曜日限定でこうしたサービスをやるのだそうだ。割烹着姿というのは、もともとの店のイメージと合わせたということなのだろうが、特別に割烹着姿に萌え要素があるという話も聞かないので、だとすれば要するに「若い娘が接客します」程度の企画内容な気がしないでもない…(笑)。 割烹着を着た女性店員をこの店では「割烹娘」と呼ぶそうな。なお、割烹娘達の携帯アイテムは“お玉”。魔女がほうき、メイドがぞうきんやはたきなら、割烹娘はお玉で勝負か?チラシによると、割烹娘が手作り料理を出したり、お酌までするというから、そっちがメインの萌え要素なのかもしれない。チラシには割烹着姿の萌え系美少女イラストが大きく描かれ、吹き出しには「かっぽう着で癒やします」とある。 ところで、秋葉原に近いところにもともとコスプレ的に割烹着を使っている店があるのをご存じだろうか。御徒町に近い「給食当番」というお店で、ここは名前の通り、学校の給食をテーマにした居酒屋になっていて、揚げパン、ソフト麺、冷凍ミカンなどの給食メニューがいろいろ食べられ、今や貴重な鯨の竜田揚げ、戦後世代には懐かしいであろう脱脂粉乳まである。もちろん食べるときは先割れスプーンを使う。店内は教室のイメージで、コースターには「よくできました」のハンコ、メニューは出席簿で、女性店員はピンク色の給食用割烹着を着ている。秋葉原では“文化祭クオリティ”の萌え系飲食店も多いが、ここは料理も演出もしっかりしている。秋葉原で新しい要素を模索する人がいたら、こんなところも研究してみるべきではないかな。 八重洲 季節料理 ごるふ(ぐるなび) (f) PR
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