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裏原宿ならぬ裏秋葉原という名のバーがUDXビルとドンキホーテを挟む道沿いにオープンしている。正確には「炭グリルBAR 裏秋葉原」という名のバーで、「秋葉の裏路地に、心地よい空間と満足の料理」というのが店のコンセプト。 秋葉原が再開発されて以降、昔ながらの地域や小型店舗がひしめく裏通りを裏原宿よろしく「裏秋葉原」と呼ぶケースが最近ちらほらみられるが、その名前をずばり使ったお店というのはこれが初めて。同店のすぐそばには、青果市場の名残を感じさせる古いお店として、海苔などを販売する「千代田海藻」、鶏卵を扱う「荒木商店」などがあり、歴史を感じさせる通りに裏秋葉原というイメージをかぶせているのかもしれない。 16日(月)が正式オープン日。店頭の黒板に出ているメニューを見る限りは特に秋葉原に特化したメニューはなさそうだが、メイドとツーショット写真だの、メイドがふーふーと吐息でコーヒーの熱を冷ますだのといったままごとのようなサービスとは無縁の大人向けバーを目指しているのかもしれない。昼のランチ(11:30~15:00)と夜のバー(18:00~23;00)の部と2部構成の営業時間になっている。 それにしても最近聞かれる「裏秋葉原」とは、最大公約数的な点から見て一体どこをさすのだろうか?なんとなく定まらない状態から徐々に特定されていくのだとしたら、それはそれで秋葉原らしいところではあるが。 秋葉原というのはそもそも地域名や呼び名には不思議が多い。みんなが秋葉原と呼ぶ場所は地図上は千代田区・外神田であり、地図上の台東区・秋葉原は萌えとも電気街とも無縁な隅っこの小さな範囲でしかない。「あきはばら」という呼び名も、もともとその一帯を「あきばはら」「あきばっぱら」と呼んでいた歴史がありながら、鉄道開通時になぜか「あきはばら」という駅名になったことから今に至り、なぜ「ば」の位置が入れ替わったのか理由が諸説紛々あってわからない。 少なくともこのバーが誕生した今では、交番で「裏秋葉原はどこですか?」と聞けば、答えはこの店ということになるわけで、これも言ったもの勝ちか。 なお、同店オープンの様子は「秋葉でガイド」のブログでレポートされている。 炭グリルBAR 裏秋葉原 (f) PR
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