JR秋葉原駅と連絡するための日比谷線の3番出入り口が20日(月)から新装オープンしている。以前よりJR秋葉原駅の改札側に近寄るように移動し、昭和通りに近接していた旧出入り口はこれと同時に閉鎖されている。
新しい出入り口は千代田線側から見ると、正面にヨドバシカメラへの通路、すぐ左にはJR秋葉原駅の改札口という分岐点に位置する好立地だ。上下にエスカレーターが採用されて利便性も向上し、すぐ近くにはエレベーターも設置されている。
JR秋葉原駅の昭和通り口は、再開発前はなんとも汚いイメージもあったが、これで大きな工事もほぼ終了してすっかり近代的な雰囲気に生まれ変わった。残りの工事は日比谷線の旧出入り口を整理することだけだが、ここがどうなるのかはまだ不明。何もない床にしてしまえば、それはそれで広いコンコースが完成するし、売店ができれば、それはそれで便利になる。
ただし、広いコンコースにする計画があるとすると、ひとつ懸念がある。それは、旧出入り口付近で新聞を売っていた老夫婦の行く末だ。彼らは旧出入り口の柱に寄り添うようにして昭和通り上で長らく屋台風店舗を運営しているが、旧出入り口を取り払って何もない床にし、もし柱まで取って広いコンコースにしてしまうと、結果的に彼らは通路口を妨害する存在になってしまい、おそらく立ち退かなければならなくなる。昔から知る人間にしてみれば、うまく共存できることを願うばかりだが…。
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